今回は、口下手でも一流に見え、「あいつは他のやつと違うぞ」と他人と差をつける話し方を有名人をもとに説明します!
落ち着きがない、早口で何を言っているか分からないと言われた経験はありませんか?自分では普通に受け答えをしているつもりでも、いざ話を振られると、早口で話しにまとまりがなくなったり、しどろもどろで自信がないように見られてしまうのは損ですよね。
GACKTさんの魅力を作る独特の話し方
芸能人のGACKTさんはご存知ですか?彼は少し変わった話し方をします。彼はあまり話すイメージはありませんが、多くの人を惹きつける圧倒的な存在感があります。今回は、そんなGACKTさんの話し方や振る舞いを研究・分析してみました。(※GACKTさんの画像は全て「Gackt素晴らしきかな人生より」)
GACKTのテクニック①クールでいる
GACKTさんは落ち着いています。どんな場面でも基本的に無表情で緊張が伝わってきません。彼が話す時、周りは彼の話を聴こうと静かになります。なぜでしょう?それはGACKTさんが落ち着いていて、多く喋らないからです。
言ってみれば、ペラペラ大声で話す人は、自分が話している途中でも周りから話を遮られたり、被せられたりします。被されないようにさらに大きな声で反論する人がいますが、感情的で、見ていてスマートではありません。これは、あまり重要なことは言っていないだろうと周りが思うからそうなるのです。自分を多く語らないミステリアスな雰囲気を持つ人は、存在感があり、どんな人だろうと周りが話を聞こうという姿勢に自然となるのです。
GACKTのテクニック②独特の間で主導権を握る
GACKTさんは会話の中に彼自身の「独特の間」が存在します。質問された時、すぐに答えないのです。「GACKT、どう?」の話を振られた時、GACKTさんは数秒止まって考えて話しています。この間が大事です。沈黙は人に大きな影響を与えるのです。人はテンポで会話しており、その流れを勝手にルールとしています。そのため、テンポが一瞬止まると、あれ?と立ち止まります。そのあとの回答に注目がいくのです。
GACKTのテクニック③小さな声で話す
GACKTさんは声量がすごいですが、普段の声の小ささに周囲からツッコミを受けることが多いです。しかし、声が小さいこともある意味、他者と差別化できます。
電車の中など会話しているだけなのに、周りにも聞こえるくらいの話し声を出している人は品が良く見えませんよね。反対に、小さな声で話すことで、注目し、相手の方を向いて聞いてくれるようになります。距離も自然に近くなるので、話を聞く相手はドキドキします。ちなみにこれは営業の心理テクニックでも使えます。自分しか相手の声が聞こえないなんて、特別感ありませんか?
GACKTのテクニック④普段見せない笑顔でギャップを狙う
GACKTさんは普段クールで笑いませんが、この笑わないことも大事です。ずっとニコニコ笑ってる人は愛想が良く、性格が良いなと人に思われますが、これを継続する方は結構大変です。愛想笑いは特に自分へのダメージが強いです。
しかし、ラッキなーことに、笑わないことで相手に緊張感、オーラを与え、「こいつは他の人と違うな」と思わせることができるのです。そして、たまに歯を見せて笑った時、おっと!と何倍もの相手の心を掴むことができます。GACKTさんが笑った時、可愛いですよね。
GACKTのテクニック⑤一人称が「僕」
GACKTさんは自分のことを「僕」と呼びます。あなたは自分のことをなんと呼びますか?やはり一番落ち着いた印象を相手に与える一人称は「僕」「私」です。一人称を変えると、後ろの言葉遣いも変わります。かなりキレると、「俺」になるとGACKTさんは語っていましたが、イメージを作る上で印象を簡単に変えることができます。日本語は多彩なのが強みですね。品も作ることができ、その後の語尾なども変わるので、なかなか興味深いですよ。
GACKTのテクニック⑥オーラは作れるもの
「オーラは作れるもの」。GACKTさんはそう言っています。まず、自分の印象を周りに広めてもらいます。自分の印象を第三者に振ってもらうと、その印象が大きくなります。そして、相手が自分に会った時、その印象が大きければ大きいほどドキドキするのです。それがオーラの原因です。
例えば、『15歳で年収1000万円』、『欧州の〇〇で活躍するスーパーモデル』などの口コミがあれば、知らない人は「え!どんな人なんだろう」と思います。その思いが大きくなり、初対面の時にさらっと「よろしく」なんて声をかけられると、相手は「すごいオーラだ!」となるのです。そのため、自分をブランディングし、相手に持ってもらいたいイメージをとことん発信していきましょう。そのイメージがいずれ一人歩きし、あなたを作ってくれます。
GACKT流の落ち着いた喋り方であなたも一流に!
GACKTさん流の落ち着いた大人の話し方のポイントをまとめると以下です。
・クールでいて、喋りすぎない
・「独特の間」で会話の主導権を握る
・小さな声で相手を身体的にも引きつける
・笑わない、時折の笑顔のギャップで印象を残す
・一人称を「僕」「私」にし、品を上げる
・オーラで話す前に相手を自分の虜にさせる
話し下手でも、簡単に他者と差別化できる話し方を身につけれるはずです。よりクールで知的なあなたになって、周りから「あの人、なんかいいかも」となる日も近いかもしれませんね。
ちなみにGACKTさんの初のビジネス書も出ています。「GACKTってなんか胡散臭いな」と世間では思われているかもしれませんが、彼はかなりの努力家です。成功法則が詰まっており、元気が出るおすすめの本です。


