今回は日本人のクリスチャンならではの問題についての記事です。
日本では初詣、旅行先などで神社や寺に行くというシチュエーションも多々あると思います。しかし「クリスチャン」は神社や寺に行っても大丈夫なのか?という誰もが一度は悩む問題に対して、クリスチャンの私が回答していこうと思います!
初詣や旅行の誘いで悩むキリスト教徒
私はクリスチャンになったのは22歳の時でしたが、それ以降、初詣や旅先などで神社や寺に参拝に行くという場面では内心「どうしようかな..」と困りました。
もちろん誘ってきた人に悪気はありません。日本ではクリスチャンの人口が1%なので「この人クリスチャンかも?」と気づくことがほぼないでしょう。(もちろん公言していたら別ですが)宗教が絡むデリケートな問題ですので、誰にでも聞けるものではないですよね。
クリスチャンが神社や寺に行くのはOK
結論、牧師先生に伺うと「初詣や行事ごとで神社やお寺に行くのは勉強としてなら良いんだよ」とのことです!行くのはOKで、問題はそこの神様に祈るというのはNGです。クリスチャンの神様以外に心がある状態がダメなだけです。
言ってみれば外国人観光客の方たちは神社や寺によく行かれますが、あれは何も祈りの対象として行っていません。ただ、他の宗教への関心・学び・建物の美しさのために行っているのです。
クリスチャンでもおみくじする!
クリスチャンなのにおみくじで大吉が出て嬉しかった私がここにいます。私の場合お守りを持つことはありませんが、おみくじなど簡単なものは普通にやります。別に内容を信じるわけではありませんが、体験として経験しているのです。私が思うに「クリスチャンだから全部ダメ!」というわけでなく、きちんと切り分けることが大切だと思います。
もちろん、カトリックや一部のプロテスタントの人で、神社やお寺など他の宗教の場所には一切行けない!という考えの人もいます。そういった絶対NGの方もいるので、「この前神社に行った」などと話さない方が無難です。
クリスチャンの前に私は日本人である
私は22歳でクリスチャンになりましたが、日本人であることに変わりはありません。私は、将来海外移住を視野に入れていますが、日本国籍は放棄しないと思います。
そこで私が思うのは「日本の宗教について知っておくこと」です。世界には日本について興味を持つ外国人の人がたくさんいます。例えば彼らから「日本の神社の鳥居ってなんで赤なの?」と質問されて、答えられなかったらどう思われるでしょうか?「クリスチャンなので分かりません」では答えになりません。
私は19歳の時にアメリカに留学して、大学で英語やドイツ語など外国語を学ぶにつれて、日本について無知であることに痛感しました。そしてその後、日本について学んでいるうちに、日本の歴史、文化、宗教、日本人の精神にとても興味を持ち始めたのです!
「クリスチャンだから日本の宗教や他の宗教について学ばなくていいや」ではなく、積極的に学びの姿勢でいることが必要だと思いませんか?
クリスチャンが神社や寺に行くのはむしろメリットです!
結論として、クリスチャンでも神社や寺に行くことは大丈夫です。積極的に勉強や社会見学として見てきてください。ただし、そこに神がいるとして祈らないことです。おみくじなど体験やお土産として買うのであればOKです。
祈る対象の神様と、他の宗教への理解を持つことができる、そういった日本のクリスチャンが増えてほしいと改めて思いました。
少しでも、皆さんの疑問や心のモヤモヤがなくなったのであれば嬉しいです!