前回「IQが低いとどうなるのか?」について取り上げました。
今回は、反対に「IQが高いとどうなるのか?」について紹介します。一見IQが高いと良いという見られ方がありますが、一概にも言えません。
まずは、「IQが高い人とは?」の概要について触れます。その後「IQが高いゆえに起こってしまうこと」について話していきます。
高いIQはコミュニケーショントラブルに繋がる
高IQ(知能指数)集団のメンサに入るにはIQ132以上なので、このブログでもIQが高い人は約IQ130と定義します。『「高知能者のコミュニケーショントラブル」IQが20違うと会話が通じない』の内容を抜き出し、まとめると以下になります。
・IQ130の人は、IQ110-150の幅をカバーできるが、人口の25%の人しか会話が通じない。その上、自分より知能指数が低い人は91%と大多数になる
・IQ160になれば、IQ140-180の幅をカバーできるが、0.4%の人しか会話が通じない
日本の平均IQは約100ですので、IQ130を超える場合、会話などで何らかのトラブルがあることになります。
その他にも「IQが高いことで起こるトラブル」について紹介します。
▼IQトラブルで悩む方へ▼
IQが高いと友達が少なくなる
私は子供の頃から友達が少ないですが、その分自分について向き合う時間を持つことができました。人間関係も、関係を続けたい人だけ連絡を取っているので、非常に楽です。もちろん、友達が多い人よりは、コミュニケーション能力がやはり低くなるのは否めないですがね。
IQが高いと興味がない話は無関心
しかしながら、そういったことを知らない人にすれば、「あいつ態度悪くない?」と思われるトラブルが発生するでしょう。そこで関心のない話に参加する人と、参加しないことを全うする人とで分かれますが、前者は自分の意思に反しているので、苦痛を感じてしまいます。
これは私もよく経験することです。相手が理解してくれる人であれば良いですが、全く理解しない人もいて、ちなみにその人からは嫌われました。八方美人でいるのも疲れるので、今思えばそれはそれで良かったと思います。
IQが高いと上司の説明にイライラする
これは一番私がイライラすることです。上司は年上なので、「結論から話せ」とは言えず、モヤモヤしてます。今まで優秀な上司が多かった分、出来の悪い上司に当たってしまった時は辛いですよね…
IQが高いと潜在的なリスクが見通せてしまう
また、『高知能者のコミュニケーショントラブル2: 人間は自閉的知能を持ったサルである』では、「知らない人々の気楽さは、知っている人から見れば恐怖」という内容がありました。例えば、未開の村で注射針を使いまわしている状況で、あなたにもその注射針を刺そうとすれば、当然拒否しますよね。知らない人は「何をそんなに怖がっているのかい?」と思い、針についた体液から病気が移る可能性を知っているあなたを理解できません。
つまり、潜在的なリスクを恐れるあなたとそれを知らない、見えない人とで相互理解できないのです。高いIQを持つ人が説明しても「バカな話を」と本気にされないのがおちでしょう。
▼IQと自閉的知能について▼
高過ぎるIQはストレスが多い
・IQが高いと会話が通じない
・IQが高いと友達が少ない
・IQが高いと興味のない話に無関心
・IQが高いとバカな上司にイライラする
・IQが高いと見えないリスクに怯える
IQが高いことは人と違う目線になり、コミュニケーショントラブルに転じてしまいます。普通の人よりもストレスを抱えやすいでしょう。しかしながら、「高IQにはリスクがある」その気づきこそが大切です。別の記事でIQが高い人向けのトラブル回避方も紹介しているので、そちらもぜひご覧下さい。

